本庄市議会第2回定例会では、市政一般に関する質問が行われ、市内の定住自立圏や医療体制、産業振興策について様々な議論が展開された。
特に早野清議員は、定住自立圏の現状について質問し、圏域内の人口減少が続いている現状を指摘した。過去20年間で、本庄市を含む圏域の人口は7,548人減少しており、今後も減少が続く予想がされている。議員は、「本庄市の未来人口は今後も減少が続く見込みであり、若い世代の定住促進が必要である」と強調した。
また、医療分野でも早野議員は、緊急医療対策について質問を行い、金井正男保健部長は、本市の救急医療体制が整備されていることを説明した。休日急患診療所の設置や、第二次救急の体制確保について説明があり、地域の医療機関との連携が重要であることが示された。
また、雉岡城跡公園に関する質問も上がり、地域の観光促進と桜の開花時期には多くの観光客が訪れるため、明るい雰囲気を取り戻す取り組みが求められた。山口議員は、夜泣き石の保存や現状の遊具設置について質問し、経済環境部長は文化財の保護と遊具の設置の柔軟さについて言及した。
更に、本庄版スーパー・シティプロジェクトについての質問もあり、都市整備部長は関連施策に今後取り組む意向を示した。特に、人工芝のサッカー場整備については、地域活性化に貢献するよう、早期の整備を目指す考えが確認された。
議会ではこれらの質問を通じて、市民の安心や満足度向上に向けた取組が進められることが期待されている。今後も市は、定住自立圏としての役割を果たしつつ、地域医療や観光振興にも力を入れていく方針を示している。