令和4年3月17日、深谷市議会第1回定例会が開議された。
議会は、議長である武井伸一氏の進行の下、議会運営委員会からの報告を受け、都市整備部長が発表した議案資料の訂正案が承認された。この訂正は、議案第13号「市道路線の認定に関するものである。これにより、議案審議への影響があったため、速やかな訂正が求められた。
続いて、福島秀樹総務委員会委員長は、複数の重要議案の報告を行い、特に「深谷市性的指向及び性自認の多様性を理解し尊重する社会の推進に関する条例」の審査結果について言及した。
審査の結果、この条例は同日の議決で原案通り可決され、性的多様性を尊重する姿勢が評価された。これに関しては中矢寿子議員が賛成討論を行い、持続可能な社会の実現を目指す意義を強調した。
また、馬場茂予算特別委員会委員長は、令和4年度深谷市一般会計予算について報告し、今回の予算案は前年度からの1.5%増の約523億円が計上されたと説明した。市長の小島進氏は新型コロナウイルスの影響を考慮し、市民の生活支援および地域経済振興を目的とした施策を強調した。
一方、鈴木三男議員は、この予算案に対する反対討論を行い、特に教育や福祉関連補助金の不足を指摘した。議員間の意見交換が活発に行われ、議会は市民生活的重要施策についての理解を深める場となった。最終的には、予算案は原案通り可決された。
さらに、予算特別委員会からの報告の後、特に市長から追加提出された議案が一括上程された。これには、市長提案の補正予算や人事関連の議案も含まれ、議会の承認を得るための適切な手続きが進行した。
最後に、選挙管理委員会の委員選挙と人権擁護委員の推薦についての議案が審議され、すべての議案は適切に承認され、議会は次回定例会への期待を持たせる形で閉会となった。