令和3年9月6日、深谷市議会第3回定例会が開催された。興味深い議題として、男女共同参画ミッションを推進するための条例廃止案が議論された。
この廃止提案に関して14番の中矢寿子議員は、今まで推進されてきた事業に対する意識の啓発が失われる恐れがあると指摘した。特に、長年の取り組みの結果生じた意識が薄れてしまうのではないかと懸念を示した。
中矢議員の質問に対して、協働推進部の吉場厚仁部長は、センター自体の機能や役割は依然として市役所で引き継がれると強調した。彼は、「建屋にこだわらず市民サービスの向上を第一に考えている」と述べ、今までの業務は継続されることを約束した。
一方で、中矢議員は、男女共同参画センターの名称が廃止され、機能が本庁に移ることで、市民に混乱を招く恐れがあるとの意見を述べた。彼女は、維持すべき意識の啓発や周知の重要性を強調した。
また、他の議案でも重要な問題が提起された。特に議案第91号として、深谷市手数料条例の一部改正に関する動議があり、今まで市が徴収していたマイナンバーカードの再交付手数料について、今後は地方公共団体情報システム機構が関与することになり、運用が変更される見通しであることが説明された。
このように、今回の定例会では様々な議案に対し市議会の活発な議論が行われた。まだ議論が続くものもあり、引き続き注視が必要である。