令和3年深谷市議会第4回定例会が、2021年11月24日に開催された。
この定例会では、まず議会運営委員会の報告が行われた。清水健一議員は、提案される議案について報告し、会期が21日間に決定されたことを伝えた。また、市長からの提出議案が29件あり、その中には人事院勧告に基づく職員の給与改定に関するものが含まれている。
特に注目されるのが、議案第137号の市長、副市長及び教育長の給与等に関する条例の改正である。これに対して、鈴木三男議員が反対討論を行い、「職員の苦労に対する報いとして、引き上げるべきだ」と強調した。これは、コロナ禍において市民のために尽力している職員に対する還元という観点からの意見である。
さらに、議案第140号は、新型コロナウイルスの影響を受けた子育て世帯への臨時特別給付金支給に関するもので、対象となる18歳以下の児童一人につき5万円が支給されることになっている。この施策は、市長から急ぎ実施するよう求められ、予算は11億770万円に設定された。
本定例会では、議案の採決が行われ、議案第137号及び第140号がともに可決された。また、議員の辞職の件も報告され、松本政義議員の辞職願が承認された。今後の議会スケジュールについては、11月29日に再度議会が招集される予定である。
これを受けて、今後の市政運営や議員活動が注目される。議会は深谷市民の生活に密接に関連する重要な決定機関であり、今後もその動向が注目されることとなる。