令和5年2月28日、深谷市議会は第1回定例会の議事を開く。
まず小嶋隆議長が、予算特別委員会委員長に清水健一議員、副委員長に福島秀樹議員を選出したことを報告した。
次に、監査委員から令和5年1月分の現金出納検査の結果が報告され、詳細は議会事務局で閲覧が可能であることが告知された。
質疑に関して、富田勝議員が「ふるさと納税寄附金が4億円上増えているとのことですが、その主な要因は何か」と質問した。
佐藤靖彦産業振興部長が、「三菱電機の製品や新たに導入した返礼品の影響で、全体的に寄附金が増えた」と説明した。特に「掃除機や炊飯器のメーカーからの寄附が大きく寄与している」と言及し、詳細な数値を示した。
次いで、鈴木三男議員が寄付の件数や額について質疑。
佐藤部長は「今期は1万7,710件の寄附があり、最大の寄付者はウクライナ支援で1,500万円の寄附をした方である」と回答した。また、ウクライナ支援に関する寄附件数も543件であったことが分かった。
議案に関する質疑も進む中、深谷市国民健康保険条例の一部改正について質疑が行われ、特に施行日について問われる場面もあった。
吉場厚仁市民生活部長が施行の日は「実務が始まる日」とし、4月1日を予定していると答えた。
最後に、請願第10号の「消費税インボイス制度の実施延期を求める意見書」についての趣旨説明が行われた。佐久間奈々議員が、コロナ禍の影響で多くの中小事業者が厳しい状況にあり、インボイス制度は逆行する可能性があると懸念を表明した。