令和5年6月21日、深谷市議会第2回定例会が開催された。
この日は、各議案の審査や市長追加提出議案についての意見が交わされた。
議会運営委員会の委員長である清水健一議員が、追加提出された議案第43号について報告した。市長提出の議案は、監査委員の選任に関する内容であり、議会はその意義を認めた。
また、深谷市税条例の一部改正に関する議案第31号では、森林環境税の取扱いが取り上げられた。総務委員会委員長の湯本哲昭議員は、森林環境税の課税対象者について説明。この税の対象者は本市の有権者70,000人に及ぶとの答弁があった。さらに、市はこの税を徴収する理由を法律によるものとして説明し、順調な運用を度々強調した。
一方、福祉文教委員会委員長の福島秀樹議員は、議案第41号の令和5年度深谷市一般会計補正予算について報告した。特に、新型コロナウイルスワクチン臨時接種事業に関して、約52,000人の高齢者等を対象に接種を実施すると述べた。接種率の見込みは70%であり、詳細な管理体制が整っていることが確認された。
さらに、議案第34号の火災予防条例の改正も重要な議題となった。これは急速充電設備の設置を含んでおり、市内の現状は消防本部への届け出状況を基に評価されることになる。これにより、市民の安全確保を図ろうとする努力が確認された。
質疑応答においては、議員からの質問が相次ぎ、想定以上に市民生活に直結する内容として注目されている。この一連の審議を経て、各議案は原案通り可決された。
最後に贈られた感謝の言葉もあり、全議案が円滑に処理されたことが強調された。議会は、次回定例会のスケジュールを確認し合った後、閉会を宣告した。