令和5年12月12日、深谷市議会は市政一般に対する質問を行った。主に村川徳浩議員が、花園インターチェンジ拠点整備プロジェクトの成果と、さまざまな市政の施策に関して質問をされた。
特に、花園インターチェンジ拠点整備プロジェクトについて、村川議員は、アウトレットが開業して1年が経つが、観光客数や税収、雇用の状況はどうかと問うた。答弁に立った三浦聖樹産業振興部長は、「観光客数は昨年度末時点でふかや花園プレミアム・アウトレットに304万人の来場者があった」と述べ、税収についても「計画数値との大きな乖離もない」とのことで、期待が持たれている。
次に、深谷市幼稚園・こども館複合施設建設についても議論された。村川議員は、堤防機能を損なわない設計が求められると指摘し、市都として改めて安全性を考慮すべきだと述べた。関係者は、十分に評価されるべき業務が進んでいると強調したが、村川議員は市民への周知も重要だと訴えた。
また、村川議員はコミュニティバス「くるりん」についても言及し、「実動計画の見直しを行うべきではないか」と提案した。他自治体の事例を挙げつつ、地域交通の確保へ早急な検討が必要だと強調した。
さらに、質疑の中で、村川議員は深谷テラスパークの指定管理についても言及し、運営に関する自主事業の内容は十分に評価されているとしながらも、「さらに充実させる努力が求められる」との見解を示した。
最後に、村川議員が一連の質疑の中で、コミュニティバスの運行計画の柔軟な見直しを求めるなど、市民の声への対応が紛れもない課題となっていると理解を得ることができた。この日に話された議論や見解が今後の施策に影響を与えることが期待される。