令和2年12月8日に開催された深谷市議会第4回定例会では、市政一般に対する質問が行われ、市民の健康を守るための新型コロナウイルス対応について厳しい現状が報告された。
まず、深谷市の新型コロナウイルスの感染状況について、営業部としては145名の感染者が確認されていると指摘された。特に高齢者施設におけるクラスターも発生しており、感染者の管理・対応が喫緊の課題として浮上している。市では、埼玉県の保健所と連携し、濃厚接触者の特定や感染者の隔離について強化策を徹底していると、新井福祉健康部長が述べた。
また、冬季にはインフルエンザや他のウイルス感染との同時流行が懸念され、対応策として発熱外来を地域に設置し、医療機関の協力を得て、発熱患者が身近で診療・検査を受けられる体制を整えていることが報告された。新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行による医療崩壊を防ぐため、病床数の確保も進めている。市内では144床が確保されており、これに対する支援策も発表された。
市議会では、渋沢栄一関連の施策についても広く議論され、特に新型コロナウイルス影響の中での見学者数や、大河ドラマ館のオープンが話題となった。関連施設の見学者数は引き続き増加し、11月は過去最高の入館者数を記録した。権威のあるコンテンツが秋以降の感染対策の中でも、ポジティブな影響を及ぼしていることを示している。
新型コロナウイルス感染症によって不得意なところもあったが、公共施設における体制の強化や情報発信の向上が、今後の重要な施策として提案された。また、ハザードマップの見直しや地域での防災情報の共有も、多くの市民の不安を解消する今後の課題とされている。
会議は午後4時11分に散会し、本会議は引き続き翌12月9日午前9時から行われる予定である。