深谷市議会の最近の定例会では、地域通貨「ネギー」の取扱店拡張や、ふかや緑の王国の施設改善、友好都市の締結、そして市街化調整区域の活性化が主要な議題として取り上げられた。特に地域通貨「ネギー」は、ヤオコーをはじめとする愛知県・静岡県の取扱店拡張に成功し、さらなる広がりが期待されている。市民からの要望に応じて、道の駅かわもとの利用促進も図られており、施設の拡張が検討されている。しかし、アウトレット花園での取扱については、未だ実現には至らず、市は今後も働きかけを続ける方針である。
「ふかや緑の王国」については、市民ボランティアによっての管理運営が進められ、環境教育の一環として様々な活動が行われている。しかしながら、休憩場の設備やトイレ、案内掲示板など、老朽化した施設についての再整備の必要性が指摘されている。市は今後、ボランティアとの協力を強化し、より充実した施設へと改善を進める意向を示している。
友好都市の締結に関する議論も続いており、特に宮崎県の高千穂町との提携が期待されている。市は基準や条件を設けていないものの、継続した交流がないため、現時点では難しいとの回答があった。しかし、過去に結ばれた友好都市の経緯を踏まえた上で、今後の可能性を探ることが課題とされている。
また、市街化調整区域の活性化のために、市は様々な施策を通じてこの地域の魅力を高めようとしているが、現行法により宅地や商業発展には制約がかかる状況であり、市と農業者の連携を強化していく必要性も強調された。市民の声が反映される制度の整備とともに、土地区画整理や農業と連携したイベントの実施など、多方面からの取り組みも模索されている。今後、これらの施策がどのように進展するか注視される。