令和元年深谷市議会の第1回臨時会が、5月20日に開催され、議長と副議長の選挙が行われた。
議長には清水健一議員が選出され、副議長には角田義徳議員が当選した。清水新議長は就任挨拶の中で、議会と執行部の連携を強調し、さらなる市政の発展を目指す考えを示した。
清水議長は、「深谷市議会が新たな令和時代の素晴らしいスタートを切られるよう、議員の皆様の指導を仰ぎます」と語り、支援を促した。
また、議会運営委員会の委員、及び各常任委員会委員の選任が行われ、それぞれの正副委員長の互選結果も報告された。
監査報告では、工事監査と現金出納検査の結果が報告され、これにより市の財政運営の透明性を確保する取り組みが改めて確認された。さらに、市長提出の議案として、深谷市国民健康保険税条例の都道府県税法の改正に伴う専決処分が承認された。
この改正内容について、市民生活部長の田村氏は、「新たに適用される軽減措置により、低所得者世帯への減税が期待される」と説明した。具体的には、62世帯が新たに5割軽減の恩恵を受ける見込みで、総軽減額は175万9千円に上るという。
質疑の際、鈴木三男議員が尋ねた「新しい制度がどのような効果をもたらすのか」、これに対し田村氏は、「低所得者に対する軽減拡充が期待され、制度の理解促進も必要」と回答した。今後の更なる制度改善が進むことが期待されている。
この臨時会では、その他に埼玉県都市競艇組合議会議員と大里広域市町村圏組合議会議員の選挙も行われ、各議員が選出される結果となった。