深谷市議会は、令和5年9月22日の定例会において市政一般質問を行った。議員たちは、特に健康保険証のマイナンバーカードへの移行問題や、岡部駅北口の放置自転車問題、在宅障害者支援についての見解を問うた。
まず、健康保険証の継続使用について、鈴木三男議員は「現行の健康保険証を廃止するのではなく、継続して発行すべきではないか」と市長に問いかけた。市長は「国の方針を踏まえ、円滑に移行できるよう適切に対応したい」と述べたが、議員からは国のトラブルもあり、慎重さが求められるとの意見も出た。
次に、岡部駅北口の放置自転車問題について、議員は市営駐輪場の設置を提案したが、市は現在存在する民間駐輪場の影響を考慮し、直ちに行うことは難しいとの回答をした。今後は、JRに対辯していきたいとの意向が示された。
さらに、在宅障害者支援に関しては、ストーマ装具の給付基準額が低いため、改善が必要だとの声が上がった。議員は「基準額を引き上げるべきではないか」と訴えたが、市は今後の国や県の動向を見守るという姿勢を示した。
有機農業については、深谷市が推進する環境保全型農業への継続的な支援の意義が強調された。市は様々な農業形態に理解を示しながら総合的な支援を行う意向を示している。