令和元年深谷市議会第２回定例会が9月2日に開会し、会期は9月26日までの25日間と決定した。この定例会では市長提出の議案25件が審議されることが報告された。
議会運営については、議会運営委員会委員長の馬場茂議員が報告を行った。今定例会で付議される主な議案には、平成30年度予算に関する決算認定案や補正予算案が含まれている。
特に注目されるのは、議案第41号の工事請負契約に関連するもので、この契約はふかや花園駅前土地区画整理事業造成工事に関するものである。市長は、早期着手の必要性を強調し、「工事をスムーズに進めるため、即決をお願いしたい」と述べた。
また、議案第44号では、渋沢栄一翁の顕彰事業に関する補正予算が提案され、寄附金を活用したアンドロイド制作に関する費用が計上された。市長は寄附金の活用を図り、早期に事業を進める意向を示した。
議会での質疑では、丸川徳浩議員が工事請負契約に関する条件設定について詳細に質問した。市の直近の造成工事実績や業者選定の適正性についても意見が飛び交った。特に、初回の即決採決に対する懸念が述べられ、議員間での議論が重視された。また、過去の造成工事の実績について、古郡建設が過去に行ってきた具体的な工事内容が紹介された。
議会の質疑は続き、委員会不設置の即決に対する反対意見も上がったが、最終的に工事請負契約は賛成多数で可決された。これに続き、補正予算案に関する議案も原案どおり可決されるなど、大きな進展を見せている。