深谷市では、令和5年3月13日から新型コロナウイルス感染症に関する対策が緩和される。
国は、3月13日からマスクの着用を個人の判断に委ねるとし、5月8日からは感染症法上の分類を2類相当から5類に変更する。この変更に伴い、深谷市も市内での対策の見直しを行い、市民が安心して生活できる環境の整備を目指している。深谷市健康福祉部長の清水良保氏は、感染者数の把握が難しくなるため、引き続き国および県の動向を注視し適切な対応を進めると強調した。
また、大学入学式や卒業式におけるマスク着用についても、新たな方針が決定された。
荻野昌利教育部長は、入退場や式典の全般を通じて、マスクを外すことを原則としつつ、集団での歌唱や呼びかけにはマスク着用を求めると述べた。また、来賓の参加人数の制限はないとし、市議会の代表など一部の出席者に限る方針を示した。
次に、渋沢栄一翁の顕彰活動についても言及。
これに伴い、渋沢栄一記念館では、入館者数が過去1年で劇的に増加したが、今後新一万円札の発行を契機にさらなる増加を見込んでいる。部長の青木克尚氏は、記念館の維持管理費用として入館料を徴収することも検討されているが、来館者数の減少や顕彰活動への影響を心配する声があると話した。有料化によるメリットとデメリットの相違も考慮しながら、今後の方針を決めていく必要があると理解を求めた。
最後に、公共交通についても取り上げられた。コミュニティバスの運行については、今後の運行形態の見直しが予定される。市長・市議会も積極的に、公共交通の利用促進を図り、その重要性を再確認することが求められている。