令和4年6月2日、深谷市の第2回定例会が開かれ、重要な議題が多数扱われた。
会議は午前9時に開会し、すぐに議会運営委員会の報告が行われた。議会運営委員会委員長の清水健一議員は、「今回の会期は本日から6月22日までの21日間」と説明し、日程についても詳細な報告を行った。
重要な議案の一つである「令和4年度深谷市一般会計補正予算(第2号)」については、児童一人当たり5万円を支給する子育て世帯生活支援特別給付金支給事業が盛り込まれていることが明らかにされた。小林利夫こども未来部長は、「対象は2,200世帯の見込みである」と述べ、令和4年度の物価高騰対策としての意義を強調した。
次に、議長の辞職案が提出された。武井伸一議員が議長を辞職することを表明し、議場における辞職の可決を受け入れられた。新たに小嶋隆議員が議長に選出され、その後の挨拶で市の発展に尽力する意志を表明した。小嶋議長は、「皆様のご指導に感謝し、深谷市のさらなる発展に努めてまいります」と語った。
副議長に選出されたのは湯本哲昭議員であり、彼もまた進んで議会運営に貢献する姿勢を示した。これにより、市議会は新しい体制のもと、重要な政策決定を進めることとなる。
質疑では、清水議員が子供の年代別の支給対象を明確にするよう求め、合計見込み人数として50人の世帯を挙げた。小林部長は、広報手段や詳細な支援情報についても確認した上で、今後の実施計画を説明した。
他にも、防犯関連や公共事業の計画変更なども議論され、ひとつひとつの議案は慎重に審議が加えられた。議案の採決では、会議規則第37条第3項により議案第39号が委員会付託を省略し、原案どおり可決が確認された。
本日の会議は午前11時54分に散会し、今後も深谷市議会は市民の期待に応えられるよう、議会活動を続けていくことが強調された。次回会議は6月7日予定であり、さらなる議案に対する質疑が行われる見込みである。