令和4年度3月定例会が開催され、12名の議員が一般質問を行った。中でも特に注目を集めたのが、地域通貨「ネギー」に関する質問であり、14番の中矢寿子議員が取り上げた。中矢議員は、ネギーの認知度向上と地域での利用促進を求め、市民に分かりやすい形での周知を強調した。
また、中矢議員は、マイナンバーカードに関する質問も行った。特に、マイナンバーカードの普及促進に向けた国の施策について言及し、深谷市内での利便性向上を求めた。佐藤産業振興部長は、マイナポイントの取得希望者向けに市の支援窓口を設置していることを報告し、さらなる情報発信の強化を約束した。
さらに、消防行政についても質疑が行われた。石川克正議員は、中長期的な視点での消防力向上の必要性を訴え、上柴分署や花園消防署の改修について具体的な進捗状況を確認した。消防長は老朽化の改善に向けた計画策定を継続して行うと述べた。
市長の小島進氏は、議会での発言を通じ、今後の市政運営に対する強い意欲を示した。特に、総合計画の策定においては、社会情勢の変化に柔軟に対応する必要性を訴えた。市長は、「市民の生活を守るために、行政や地域住民との連携を一層強化していく」と誓った。
また、今回の議会ではゼロカーボンシティに向けた施策も話題に上がった。環境水道部の小林部長は、再生可能エネルギーの利用促進や地域経済振興のための新たな施策について触れ、来年度に向けての具体的な方針を示した。特に、地域通貨ネギーを利用した環境啓発活動の展開について期待が寄せられている。
最後に、予算や決算書の透明性についても質問があった。吉岡財政部長は、予算案の公表タイミングや内容の充実を図っていくとともに、情報発信の改善に努める意向を示した。