令和5年12月11日、深谷市議会は議会運営委員会において、市政一般に対する質問を行った。田島秀興議員は市のPRおよび婚活について質問し、特に市の商品やサービスの発信方法に関する改善が必要との意見を述べた。
田島議員は、深谷市の特産である深谷ネギを利用したPR活動について触れ、市の公式ウェブサイトが散乱している印象があり、わかりやすくまとめる必要があると強調した。
婚活についての質問では、田島議員は自身の12年間の婚活経験に基づき、婚活支援が現代社会で非常に重要であると述べ、具体的な支援内容の充実が求められると続けた。また、過去の地域コミュニティの繋がりについて触れ、市の婚活応援事業「ふかやえんむすびネットワーク」の詳細と市の関与についても言及した。
次に坂本博議員が高齢者の交通事故や関連課題について質問し、特に免許返納後の高齢者の移動問題に焦点を当てた。坂本議員は、買い物困難者への福祉的対策として、現状の移動スーパーの運行について理解を求めた。
五間くみ子議員は、地域包括ケアシステムと認知症対策についての質問を行い、地域の高齢者に対する支援の具体例や新たな施策について議論された。特に認知症カフェやサポーター養成についての活用状況が報告され、地域での支え合いの重要性が強調された。
最後に角田義徳議員が移住定住促進について質問し、若年層の定住促進に向けた施策、特に奨学金返済支援事業の導入の可能性について議論した。角田議員は、他の自治体の施策を参考に、深谷市でも奨学金返済支援を実施することで若者の流出を防ぐ方策を提示した。
この会議で挙げられた課題や施策については、今後市の各部局で議論され、具体的な施策として反映されることが期待される。市のPR活動や婚活支援、高齢者福祉の充実を通じて、深谷市の魅力がさらなる向上を目指すことが期待されている。