令和3年3月11日、深谷市議会において、市政一般に対する質問が行われ、重要なテーマが複数取り上げられました。
まず、汚水管及び雨水管切り回し工事に関する質疑がありました。村川徳浩議員が、工法変更の背景やその結果の費用負担について問いました。田嶋英生都市整備部長は、工法変更は土壌条件の変化から必要になったと説明し、施工業者に責任はないとしています。誠実な情報共有が必要との市民の姿勢に対し、情報公開の重要性が再確認されました。
続いて、JR高崎線アンダーパス本体工事に関しても言及されました。村川議員は、全体工事費57億円内訳や未来の見通しについて質疑しました。田嶋部長は、鋼矢板工法を採用することで支障が出ない姿勢を明らかにしましたが、過去の増額事例に市民からの疑問が噴出しました。
次に、原郷上野台線アンダーパスについての見直しが求められましたが、部長は、地元からの反対があったためにアンダーパスが選定されたと強調。その結果、現在の工法が選ばれた経緯を説明しました。市民の安全を重視する姿勢が伝えられました。
また、学童保育室の運営に関しては、指定管理者制度の実施状況が報告され、サービスに差異がないことが確認されました。ただし、急激な入室児童数の増加に対して十分な教室数が確保できていない状況が懸念されており、適切な管理と育成の方策が急務とされています。
電子プレミアム商品券の成果が発表され、約600店舗での取り扱いや、多くの市民からの利用の評価が伝えられました。利用者の満足度も高く、今後の地域経済の活性化に寄与することが期待されています。また、ケアラー支援に関しても新たな取り組みを進める方針が示され、支援体制の強化が求められました。
一連の質問を通じて、深谷市が直面している課題や市民の期待に応えるための施策が多岐にわたり、深い議論が展開されました。市は、今後も市民のニーズに沿った行政を行うことが求められております。