6月17日、令和4年第2回定例会において、市政一般についての質問が行われた。
まず、地球温暖化対策としての住宅用省エネ設備設置費補助金について、鈴木三男議員が質問を投げかけた。深谷市はゼロカーボンシティを宣言しているにもかかわらず、補助額が他の自治体に比べて少ないとの指摘があった。市は、予算の見直しを含めて制度の充実を進める必要があると答弁。
次に、帯状疱疹ワクチン接種の助成についての問いに対し、深谷市では任意接種であることを考慮し、まだ助成制度の導入を検討していないと述べた。他の自治体の状況を鑑みつつ、ワクチン接種の啓発活動を進める方針を示した。
廃止された公共施設についての質問もあり、廃止された施設の解体や利活用の明確な計画が不足していることが指摘された。市は慎重に検討しながら、地域の声を反映させる考えを示した。
消防施設について、花園消防署の老朽化と耐震性の問題が取り上げられた。消防署の建物は昭和56年の基準に沿っており、耐震性は確保されているが、経年劣化が進んでいるとの答弁があった。速やかな建て替えが必要とされ、今後の調査研究が進められる見込みである。
障害者スポーツの振興については、市内で活動する障害者の実態把握が進んでいないことが指摘され、関係者への支援強化が求められた。市は個々のスポーツ団体への支援や、学校・地域コミュニティの連携を深めながら、障害者スポーツの普及に努める方針を示した。特に、小久保寛太選手や村岡桃佳選手に関する支援が期待されている。
最後に、茂木一郎議員が小久保選手の幅跳び記録の展示について提案した。市は子供たちに日本記録を身近に感じてもらう施策を検討するとしており、今後の進展が期待される。