令和3年第1回深谷市議会定例会の5日目が、2月26日に行われ、さまざまな議案が審議された。
まず、議会運営委員会の報告があり、馬場茂議員(議会運営委員会委員長)が、開議前に行った協議結果を報告した。その中で、午前の会議では市長提出議案1件の追加提出があり、この議案は本日の会議に上程されることが決定された。市長追加提出議案の内容は、コロナワクチン接種のための空調設備整備に関するもので、議会からの承認を目指している。
次に、予算特別委員会の正副委員長の互選結果が報告され、委員長には柴崎重雄議員、副委員長には茂木一郎議員が選ばれた。議会では引き続き、市の予算に関する質疑が行われ、鈴木三男議員が様々な質問を投げかけた。この中で、専決処分や市長の損害賠償条例に関する質問があり、関連する資料も取り上げられた。
鈴木三男議員はコールセンターの設立についても言及し、開設予定の詳細を新井進福祉健康部長に確認した。新井部長によると、コールセンターは3月1日から開設され、予約の取り方やシステムに関して不安を抱える市民に応じる仕組みが整うという。さらに、コールセンターの人員配置についても配慮がなされているため、迅速な対応が可能となる。
また、議案第3号、深谷市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例では、佐久間議員が条例の必要性について再確認した。この条例の目的や実施内容について、吉岡浩二総務部長が説明し、他の市町の状況も示した。条例の議論が続く中で、鈴木議員や村川議員が具体的な事例を挙げながら質問を繰り返し、参加者全体を交えた活発な議論が展開された。
さらに、公共事業等にかかる経費や影響、工期延長に伴う予算調整の状況についても質疑応答があった。定例会はその後も続き、来月の委員会日程や今後の議題に関する計画なども併せて報告された。最後に、議会は次回開催予定日を確定し、散会した。