令和2年6月2日、深谷市議会第2回定例会が開催され、重要な議題が多く取り上げられた。特に、議長辞職や議長選挙、副議長の辞職、副議長選挙が行われ、新たに富田勝議員が議長に、田口英夫議員が副議長に選出された。
議長辞職の件について、前議長の清水健一議員は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響を述べつつ、議員として活動を続ける意向を表明した。これに続いて行われた議長選挙では、投票の結果、富田勝議員が20票を獲得し当選した。この選挙に先立ち、議長候補者の指名についても異議はなく、選挙はスムーズに行われたと報じられた。
次に、副議長選挙について、前副議長の角田義徳議員が辞職した後、田口英夫議員が20票で新副議長に選出された。このように議会では役員の交代が行われ、議会運営における重要な変化が感じられる。
また、市長からは今定例会に付議される16件の議案についての報告がなされた。特に新型コロナウイルスに関連する議案が多く、傷病手当金の支給に関する特例条例など、市民生活に直結する内容が多かった。それに関連して、小島市長は「新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、市民が安心して生活できる環境を整える必要がある」と強調した。
さらに、現金出納検査結果の報告も行われ、地方自治法に基づくあるべき財政の透明性と信頼性を確保するための取り組みが紹介された。議会公約事項の進捗状況ついても報告され、議員たちは各計画の進行状況を確認し、議論が交わされた。
今回の定例会では、市政運営や財政政策における重要なポイントが多く議論された。新型コロナウイルスの影響を受けた施策への対応や市民に信頼される議会運営の在り方が浮き彫りとなった。来る定例会の議題を見据え、自治体としての役割を果たすための努力が求められる。