令和2年深谷市議会第1回定例会が2月21日、午前9時に開会した。
開会に際し、清水健一議長は、「この議会は市政の重要な案件について審議し、地域の発展に貢献するための場である」とその意義を強調した。
まず、議会運営委員会の報告があり、馬場茂議員は本定例会に付議される議案が35件であることを伝えた。今回の会期は26日間、2月21日から3月17日までと決定された。
議案の中には、多数の条例改正案や市長提出の予算に関する議案が含まれている。市長は、市の発展や住民生活の向上に寄与するため、効率的で効果的な施策を推進することを訴えた。特に令和2年度の予算案において、一般会計516億7,205万7,000円を計上し、前年度比で4.1%の減少を見込んでいることが説明された。市長は、「市税の推移や扶助費の増加に伴う厳しい財政状況を踏まえた予算案である」と述べた。
また、工事監査及び現金出納検査結果の報告が行われ、監査委員からは今後の予算審議に向けた透明性向上が求められた。この報告は、市民への説明責任を果たすためにも重要であるとされ、その内容を議会で確認する必要があると強調された。
予算特別委員会は、今回提案された予算に関して、議長を除く全議員で構成された。質疑を省略することで、迅速な審議を進める意向が示された。
最後に、次回の会議日程が報告された。今後の議会については、2月22日から26日まで休会し、27日から本会議が再開される予定である。議長は、参加議員に対して今後も市の発展に向けた議論を重ねていくよう呼びかけた。深谷市の市政運営にとって、重要な議案が多く含まれることから、議員たちの積極的な参加が期待される。