令和3年6月2日、深谷市議会は第2回定例会を開催した。
今回の会議では、議長辞職及び新議長の選挙が行われた。
新たに選出された議長は、武井伸一議員である。
また、副議長には五間くみ子議員が選出された。
議会運営委員会の報告では、今定例会の会期が6月2日から22日までの21日間に決定したことが伝えられた。この期間中には、市長提出の18件の議案が審議される予定である。
最初の議題として報告された議案55号は、新型コロナウイルスワクチン接種に係るコールセンターの体制強化を目的としたものである。
議会運営委員会の馬場茂議員は、法規に基づいて設けられた議案の内容を詳述し、議案は次回の本会議で質疑・討論・採決が行われることを強調した。
さらに、議長辞職の件では、富田勝議員が都合により同職を辞する意向を示し、議会は議長辞職を許可した後、富田氏は退任の挨拶を行った。挨拶の中で、富田氏は、昨年の議長職を務めた感謝や、コロナ禍における議会運営の苦労を語った。
また、議長選挙の後に続いた副議長選挙では、田口英夫議員が辞職を申し出た後に新副議長選も行われ、五間くみ子議員が副議長に選出された。
この日の議会では、さまざまな議案に関して説明が行われ、特に議案第55号に対する質疑が活況を呈した。鈴木三男議員がコールセンターの運営体制について質疑し、高齢者の接種が進む中での今後の取り組みについても言及した。原常博福祉健康部長は、コールセンターの回線を最大40回線に増設する必要性を説明し、対応が改善される意向を示した。
このように、議会は市民の信頼を得るために、透明性のある運営を心がけていることを再確認する機会となった。
今後の議会運営においても、より効果的で迅速な行動がとられることが期待される。