令和5年6月、河内長野市議会第2回定例会が開かれ、市の重要な事項が議論された。
特に目立ったのは、河内長野市火災予防条例の改正についてである。不審火や火災が相次ぎ、条例の強化を求める声が高まっている中、議会ではルールが適切に反映されることを確認した。
次に、府営土地改良事業に伴う計画変更に関する同意が取り上げられ、地域の農業振興に寄与する提案がなされた。農道整備が進むことで地域の交通利便性が向上すると期待され、関係者からは感謝の意が示された。
さらに、一般質問の中で特に注目を集めたのは、加齢性難聴者に対する補聴器購入に関する公的補助制度の創設を求める請願である。この請願の背景には、補聴器の高額な自己負担が高齢者の社会参加を妨げている現状がある。議員からは、「健康寿命の延伸につながる補助制度が必要」との声が上がった。
日々厳しい状況にある高齢者たちに対する新たな支援策が求められる中、これまでの施策の見直しや新たな取り組みが急務であることが議論される。