令和4年1月25日、河内長野市議会第1回臨時会が開催された。
議会では、議案が2件提案され、慎重な審議を経て承認された。
市長の島田智明氏は開会に際して、議員全員の出席に感謝を述べた。議案の一つには専決処分の報告があり、過去の事故における和解および損害賠償の額が議論された。具体的には、人工芝が擦り切れたテニスコートの事故が起因している。相手方に5万6,076円を支払うことで合意に達したという。
質疑応答が行われ、宮本哲議員は事故の経緯と管理体制について疑問を呈した。市が事故発生を認識したタイミングとその後の対応について、環境経済部の早川和志理事が説明した。委託先からの情報があったにもかかわらず、適切な管理が行われていなかったことが指摘され、さらなる防止策の構築が求められた。
また、専決第10号、11号についても報告され、合計額39万8627円の支払が承認された。これらの事故に対する管理体制と徹底したチェックが今後の課題とされ、意見交換がなされた。
続いて、令和3年度河内長野市一般会計補正予算が議題に上がる。
市長はこの補正予算が市民生活を支えるために必要であると述べ、関連する一連の支援策が議論された。予算は412億2741万円に達し、主にコロナ禍の影響を受けた世帯向けの支給を目的とする内容となっている。
予算常任委員会からの審査報告が行われ、討論を経て議案は全会一致で可決された。市長は、議会の運営に感謝し、実施策の円滑な推進を約束した。議長の堀川和彦氏は、市民生活に直結した重要な案件が順調に処理されたことを強調し、この日は無事に終了した。
これにより、河内長野市議会の第1回臨時会が終結し、全ての案件が議了された。市長は、今後とも市民支援の努力を続けていく意向を表明し、議会の結束を促した。