令和5年12月20日、河内長野市議会第4回定例会が開かれ、重要議案が続々と可決された。
今回は特に、地域住民の福祉向上及び行政サービスの効率化を図るため、多数の条例が審議された。
例えば、河内長野市胃内視鏡検診運営委員会設置条例が可決され、これは市民の健康促進に寄与することが期待されている。
また、河内長野市開発事業の手続に関する条例の制定も原案通り可決された。この条例は、今後の市の発展に向けて、より円滑な開発事業の推進を目指すものだ。
消防広域化に伴う関係条例も整備され、これにより消防体制が強化される見込みだ。また、印鑑登録条例の改正が行われ、市民の利便性が向上することが見込まれている。
続いて、会計年度任用職員の採用に関する条例の改正が行われ、労働環境の改善が期待される。日野地区の環境整備基金条例改正および手数料徴収条例の改正についても可決され、市政の透明性が高まることにもつながる。
重要な議案の一つとして、公の施設である寺ケ池公園の指定管理者の指定については、賛成多数で可決された。これに対しては賛否が分かれ、一部の議員からは民間管理の危険性が指摘される場面も見られた。
議会は、令和5年度の一般会計補正予算を原案通り可決した。ここには市民向けの支援策も含まれており、物価高騰の影響を考慮したものであったことがうかがえる。
さらに、下水処理に関する決議案も可決され、下水サーベイランス事業の実施が求められた。これは感染症対策に対する重要な取り組みとされ、今後の行政運営において重要な役割を果たすことが期待される。
最後に、市長は議会終盤において、市民の意見を反映させた施策の展開を約束した。議論を経て、これからの市政が期待されている。