令和6年6月28日、松原市議会は第2回定例会を開催した。
会議では、令和5年度および令和6年度の補正予算案が一括審議された。特に、令和5年度松原市一般会計補正予算に対する専決処分の承認が求められ、福祉文教委員会の野口真知子委員長は、「全員異議なく承認すべき」と述べた。
また、次の重要事項として、学校給食費の無償化に対する意見書が提案された。篠本雄嗣議員は、学校給食は「食育の推進」が役割とされていると強調した。公立学校における給食費の負担は大きく、平均年額は約5万から6万円になるとして、市町村の取組みを紹介した。特に、給食費無償化の必要性は、貧困対策と少子化対策の観点からも重要であると指摘された。
一方、災害発生時の情報連携体制構築への支援を求める意見書も評価された。依田眞美子議員は、最近の能登半島地震における情報の混乱を挙げ、「命に関わる情報の正確性を担保するため」、「政府に強い要望を行わせる」と述べた。この意見書は、情報発信者の事前登録やIoTセンサーの活用による正確な情報の収集を奨励するものである。
最終的に、全ての報告および意見書は、異議なく承認され、松原市議会はこの定例会を無事に閉会した。議長の河内徹氏は、「全ての案件が議了したことを報告し、議会を閉じる」と述べ、議員に対し感謝の意を示した。