令和5年9月1日、河内長野市議会では第3回定例会が開会された。今回の定例会では36件の議案が提案され、その中で重要な内容としては予算関連の報告や決算認定が含まれている。市長の島田智明は、出席した全議員に感謝し、今定例会における議案の審議を仰いだ。
最初に、専決処分報告が行われ、令和5年度一般会計補正予算が9,820万円増額され、総額は406億8,127万円となった。この補正の主な理由は、6月に発生した大雨による災害復旧事業のための費用が必要だからだと述べた。市長は具体的には、道路橋梁や公園緑地での復旧工事に必要な費用を説明した。
次に、令和4年度の健全化判断比率も報告された。実質公債費比率が2.2%に上昇したが、他の赤字比率が発生しなかったため、依然として健全段階にあることが強調された。郊外の地域移住者へのサービス向上が求められる中、地域整備の重要性も再確認された。
さらに、河内長野市の公共機関、公益法人の事業報告も行われ、特に文化振興財団の業績に関する報告において、感染症対策を講じながら文化事業が進行されていることが評価された。市長は、地域文化を守り、振興を図ることの重要さを再度訴えた。
会期は9月26日までの26日間と決定され、議案の審議は進められる。また、教育長の松本芳孝から教育委員会の人事案件が提案され、後任の嘉名光市氏が再任されることが決定された。
冒頭では市長が突然の発言を求め、出席者に向けて感謝の意を示した後、具体的な施策として予算案の詳細や、新型コロナウイルスへの対応も議題に挙がった。市の運営や財政についてのみならず、住民の生活向上が図られるよう引き続き努力していく姿勢を示した。
最終的に、今後の方針として市民に寄り添った施策の展開を進めていくことが期待されている。