令和5年6月の河内長野市議会第2回定例会では、重要な議案が可決した。
特に注目されたのは、「河内長野市火災予防条例の改正」と「加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める請願」である。
「河内長野市火災予防条例の改正」について採決の結果、原案通り可決された。この改正は、地域の防火体制を強化することを目的としており、議論の末に可決されたことは、市民にとっても重要な意味を持つ。
次に、「加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める請願」についても注目が集まった。この請願は、市議会において全会一致で採択され、国への要望とともに市としての取り組みを求める形が整った。討論では、補聴器の高額な購入が高齢者の生活に与える影響が強調されており、補助制度創設が急務であるとの意見が多数寄せられている。
今後、請願の内容を市長に送付し、その処理結果についての報告を求めるとの決議もなされた。加齢性難聴者数が約4,000人を超えることが確認されており、この補助制度の導入は早急に市の福祉政策に反映させる必要がある。
さらに、議案の中には「府営土地改良事業」に関わる計画の変更についても含まれており、こちらも全会一致で原案通り可決された。具体的には、岩湧地区の広域営農団地農道整備に関する計画で、地域の農業基盤整備が進むことが期待されている。