令和3年9月1日、河内長野市議会第3回定例会が河内長野市議会議場で開会された。
市長の島田智明氏は、全議員の出席に感謝し、今回の提案は、報告案件12件、認定案件8件、人事案件1件、条例案件8件、予算案件3件の合計で33議案あると説明した。特に、一般会計の補正予算や介護保険特別会計の報告が多く議論された。
報告第14号では、令和3年度の一般会計補正予算について述べ、歳入の補正として1億5,045万円を追加し、総額376億3,750万2,000円に上ることを市長が報告した。経済支援として、生活困窮世帯が受けられる支援金として6850万円、低所得の子育て世帯への支援金として8195万円を計上したことも強調された。
続いて報告第15号の地方自治法に基づく専決処分報告では、介護保険特別会計の補正について1,369万1,000円が追加され、総額113億210万1,000円になったことも言及された。
報告第16号に関しては、消防長の向井敦氏が和解及び損害賠償の案件を説明。消防による事故の際、4000円で相手方と和解を進めたことを報告した。
また、令和2年度の健全化判断比率についても説明があり、全指標が健全段階となったとされるが、人口減少や高齢化の影響で今後も注意深く対応する必要があると述べた。
議案の中でも、令和3年度の一般会計補正予算、国民健康保険事業勘定特別会計の補正予算などが特徴的である。特に、一般会計の補正は5億4,607万円の追加であり、予算総額は381億8,357万2,000円となり、多岐にわたる財政支出が求められている。
議会は予定通り進行し、質疑や討論が行われ、各議案について承認される方向で進展した。市長は市民に対する教育や福祉、経済支援の充実を強く訴えた。