河内長野市議会第3回定例会が9月13日に開催された。議事では令和2年度決算報告や新型コロナウイルス感染症への対応など多岐にわたる議題が取り上げられた。特に新型コロナ対策では、現状の感染状況やワクチン接種進捗についての報告が行われた。現時点での市内の累積感染者は1,104人で、ワクチン接種率は18歳以上64.8%と報告された。今後は、接種体制の充実と感染防止策の徹底が求められている。また、教育委員会からはオンライン授業体制や感染対策の強化についても説明された。感染症対策において市民の意識向上が重要であり、マスク着用や手洗いの励行がお願いされた。若年層のワクチン接種率向上についての具体策も今後検討される見込みであり、積極的な情報提供を通じて接種機会を増やす方針が示された。
また、地域通貨『モックルコイン』についても、地域経済活性化に向けた施策が提案され、市民参加型の取り組みが強調された。特に、地域活動に参加した市民にモックルコインを付与する方式で、地域活動の復活を促す方針である。さらに、不妊や産後ケアへの取り組み、特に緊急時の搬送体制や妊婦施策の充実化が求められ、妊婦への助成制度の創設や周知が求められた。
最後に、スーパーシティ構想に関しては、多くの団体との連携が強調され、地域の課題解決につながる具体的な提案を進めることが確認された。市の主導による感染者への支援体制の強化とともに、継続した市民とのコミュニケーションと透明性のある情報提供が今後の重要な課題とされている。