令和4年12月第165回うるま市議会定例会が開催され、市民生活や教育政策に関する多くの重要な議題が議論された。
仲程孝議員は一般質問で赤道328番地の雨水排水問題を指摘した。市道16号線からの雨水による道路の浸食が見受けられるとのことで、市の見解を求めた。都市建設部長の浜田宗賢氏は、側溝の漏水が原因で道路部分が空洞化していると認識し、市として土地所有者の承諾が得られれば補修作業を進めると回答した。
続いて、兼箇段区内の道路改善についても質問があり、やはり土砂流出が原因で空洞化が進行しているとのこと。浜田氏はアスファルトでの修繕を提案し、専門業者による再調査も視野に入れて検討することを強調した。
さらに、福祉政策としての認知症対策にも言及された。福祉部長の幸地美和氏は、本市の認知症患者の数は把握していないが、メディアや周知活動を強化していることを述べ、地域での支援体制を整備する意向を示した。
また、学校環境に関して、教育長の嘉手苅弘美氏は学校用務員の配置状況を説明し、児童生徒が過ごす環境の整備が進められていることを強調した。
一方、仲程議員は孤立したエリアでのバス便の充実策についても触れた。公共施設間連絡バスの重要性を訴え、地域住民の移動を促進する施策を求めた。
選挙管理委員会についても触れられ、今定例会の投票率は49.14%であったことが報告された。前回の64.06%に比べ大幅な減少を示し、中村正人市長は、投票率向上に向けた施策の検討が必要だと述べた。
最後に、うるま市のスポーツ振興策においても、部活動の地域への移行について教職員の負担を軽減する良策が重要視される。教育委員会は、地域と連携し支援体制を強化する意向を示した。各学校における依存度を減らし、地域コミュニティの力を借りることにより、教育環境の向上を図る考えだ。