令和６年３月12日、豊見城市議会第２回定例会が開かれ、重要議題が多数取り上げられた。特に議案第９号、令和５年度豊見城市一般会計補正予算に関する審議と、訴訟上の和解についての討論が注目された。
議案第９号に関して、総務財政常任委員会の新垣亜矢子議員が審査報告を行い、議案は賛成多数で可決された。議長の外間剛氏は、質疑の時間を設けたものの質疑者は現れず、討論も行われなかったため、採決に移った。結果的に、予算案は賛成意見により可決された。
次に議案第30号の「訴訟上の和解について」が議題に上がり、教育民生常任委員会の楚南留美議員がこの件について報告を行った。意義深い内容であり、過去のいじめ問題を踏まえ、今後の教育環境の改善に携わるべき教訓とされている。特に、大田正樹議員はいじめ問題の追及を行い、学校環境の改善の必要性を訴えた。
さらに一般質問では、新垣亜矢子議員が防災対策について質問し、防災意識の強化と地域の協力が必要であることを指摘した。教育部長の赤嶺太一氏は、地域での防災訓練の重要性を強調し、今後も市民の安全を確保するための取り組みを続けていくと述べた。
高齢者支援に関する質疑もあり、久手堅勝福祉健康部長は、豊見城市の高齢者人口が増加している現状に配慮し、さまざまな支援事業を実施していると説明した。特に無年金者や低年金者への支援策が求められており、さらに地域の支援体制の強化の必要性も議論された。