令和4年第3回豊見城市議会が開催され、議員から多くの重要質問がなされた。
新垣龍治議員は、サッカー等環境整備について質問した。与根体育施設サッカー場の現況について、教育部長の嘉川聡子氏は、整備工事の進捗を報告し、除却工事が進められ、その後に道路整備に入ることを述べた。更には、市陸上競技場への投光器移設計画の進行も報告された。新垣議員は、地域のスポーツ環境向上に力を入れている点を強調し、さらなる整備の必要性を訴えた。
また、保育待機児童についての質疑では、森山真由美氏が、令和4年4月時点の本市の待機児童数が6名であることを示し、待機児童数の減少を報告した。これは以前の76名から大幅な改善であり、職員の努力の賜物であるとの発言があった。
一方、放課後児童クラブに関しても新垣議員が質問に立ち、今年度新設された公設放課後児童クラブの設置数が、今後の朝夕の利用者数を検討する上で重要であることを指摘した。その中で、待機児童数は全体で60名となっており、地域ごとの上下枠を今後検討する必要がある。
コロナ関連の質問において、福祉健康部長の久手堅勝氏は、感染者数の推移と今後の対策を述べた。市では自宅療養者支援などの取り組みを行っており、適切な情報提供に努めている。特に新型コロナウイルスの重症化リスクを抑えるためにワクチン接種が推奨されている。
しかし、市長のパワハラ問題についても議論が続き、議員からの強い指摘が交わされた。市長は、要請事項に基づく防止条例の制定について回答し、コミュニケーションの在り方を見直す所存であるとも述べた。議員達の間ではこの問題に対する厳しい視点が続き、その結果が市民の健康と安全にどれほど響くか注視されるところである。