令和3年第7回豊見城市議会が12月23日に開催され、議案や陳情に関する議論が行われた。
会議では、まず委員長による各議案の報告が行われ、令和3年度豊見城市一般会計補正予算の第47号と第46号が上程された。これらの補正予算案に対しては、各議員から意見が寄せられ、多くが賛成の意見を示した。
特に注目を集めたのは、核兵器に関する陳情だ。陳情第6号、日本政府に核兵器禁止条約への署名を求める意見書の提出を求める意見書について、「この問題は国際的にも深刻であり、日本が積極的に行動すべきである」と真栄里保議員が強調した。
また、今回の議会では、与根漁港多目的広場の整備計画が議題に上った。この件については、多くの議員が安全性や利用者からの要望を述べ、支援を求める声が多かった。しかし予算案に対する修正案が出され、賛否が分かれる展開となった。
議案第45号の対象として、与根漁港の機能強化に向けた整備費用に改訂案が提出されたが、全会一致では否決され、修正が求められたことも述べられた。他の議案や陳情については、賛成多数で可決が決定した。
最後に、意見書案第17号、中華人民共和国による人権侵害問題に対する抗議を求める内容についても討論され、「多くの日本国民が国際的な人権問題に対する意識を持ち、行動を起こす必要がある」との判断が示された。これにより、議会全体で日本政府の行動を促す意義が強調され、不採択の意見に対する反論が行われた。また、各陳情は賛成少数で不採択となった。
本議会では、社会福祉や教育、交通安全など地域住民の生活に直結する重要な問題が議論されており、今後も継続的な注目が必要とされる。