令和2年第6回豊見城市議会が、12月18日午前10時より開かれた。
出席議員22名は、議事日程に見合ってこの日の会議が進行した。主な事案としては、一般質問が挙げられ、市議たちが市政に関し様々な視点から質問を展開した。
前半では、大田善裕議員が市長の公約達成に関連して、ネーミングライツが決定したオリオンECOビーチの功績を強調した。彼は、波平邦孝議員の尽力も忘れず言及し、「この成果は皆の努力の賜物だ」と述べ、各議員に感謝の意を表した。このような発言が市長の公約施行の成功につながったことは多くの議員に影響を与えた様子である。
次に、大田議員は、基地問題に関連する市長の見解を質した。市長の山川仁氏は「普天間飛行場の辺野古移設反対に民意が示されている」と強調し、県民とともに声を上げていく必要性を示した。さらに那覇軍港の浦添移設問題についても見解を述べ、協議を促す姿勢が強まることを期待した。
また、教育と福祉に関する議論も繰り広げられた。子育て支援について質問した議員は、市長が以前示した習い事助成の進展が遅れていることを指摘した。その疑問に対して、市長は「今後の予算編成で具体的な施策を進めたい」と応じたが、延滞問題も含まれているという指摘もあった。
予算の組み方についても厳しい意見が寄せられた。特に、財政調整基金が減少しているとの報告があり、それに対する市民の懸念が示される中で、財政課長も「収支の状況に応じた運営が必要」との意見を述べた。
その後、事故に関連した遺族への配慮についても議論が続いた。市長は過去の事故に対する心痛を理解し、市民の気持ちに寄り添う姿勢を貫く必要性を改めて表明した。特に、事故後の遺族と市の関係が重要であるとの認識もあった。
最後に、事故原因及び再発防止策に関しては、監査委員からも説明があったが、詳細な状況把握に向けた努力が必要との認識が示された。市長は「全ての市民にとって安心な社会を作るために、市政に努めてまいります」と締めくくった。
議会の終了後、次回会議は来月12日に予定されており、今後の議事運営への関心が高まる中、議員たちのさらなる活動が期待される。