令和5年第3回豊見城市議会定例会が3月17日に開催された。議題には、議案第8号の令和4年度豊見城市一般会計補正予算が含まれており、議長の外間剛氏が開議を宣言した後、総務財政常任委員会の審査結果が報告された。
特に重要な議案内容として、令和4年度一般会計補正予算の付託がある。その結果、賛成多数により原案が可決され、その後、一般質問が行われた。この一般質問では、新垣亜矢子議員が様々なテーマにわたって市政運営や財政の健全化について意見を述べた。
新垣議員は、特に豊見城市の特産品のブランド力向上を目指して、公式アンバサダーの導入を提案した。市長の徳元次人氏は、地域特産物の情報発信におけるアンバサダーの重要性を認め、既に要綱の制定に向けた取り組みを進めているとのこと。
さらに、新垣議員は、令和6年度に開校が予定されている(仮称)豊崎中学校の温水プールの運営に関する提案もあった。教育部長の嘉川聡子氏は、民間による運営の選択肢についても言及し、今後の運営方針についても慎重に検討する意向を示した。
議会の中で特に注目を集めたのは、アピアランスケアに関する議論である。がん治療に伴う外見の変化に苦しむ患者に対する支援の重要性が議論され、福祉健康部長の久手堅勝氏が助成の方法を模索していることが確認された。