令和元年第6回豊見城市議会定例会が、12月12日に開催された。主な議題としては、一般質問が取り上げられた。議員からは豊見城市におけるさまざまな施策や問題が提起された。
特に、徳元次人議員はとみぐすく祭りにおける自衛隊の参加について言及した。彼は、自衛隊ブースの出展が市民に喜ばれる一方で、適切性に疑問が呈されている点について強調した。自衛隊のブースは地域の防災計画とも関連しており、今後はより良い協力体制が求められると述べた。これに対し、経済建設部長の金城道夫氏は、自衛隊との協力は災害対応において重要だとし、来年に向けた検討を誓った。
続いて、真栄里保議員は与根漁港のインフラ整備についての質問を行った。彼は、企業誘致には整備が不可欠であり、来年度の予算に620万円の配水管整備が計上されていることにも触れた。金城道夫経済建設部長は、インフラ整備の計画が進行中であり、沖縄電力が電力供給を行う計画であることを説明した。
さらに、フッ化物洗口についてもフィードバックがあり、教育部長の原國政也氏は、小学校の1年生から2年生まで実施が決まっていると述べ、学校現場の理解が必要だと強調した。市長の山川仁氏は、子どもたちの虫歯予防を最優先し、関係者との同意を得て進める必要があると考えを示した。
また、消防職員体制の強化についても議論が交わされた。楚南留美議員は、現場での献身的な活動を評価しつつ、一層の職員増を強く求めた。市長は、次年度も計画的に体制を整えていく意思を表明した。
今回の定例会では、地域の安全や防災について多角的な議論が行われ、市長や各部長が具体的な施策を積極的に展開する姿勢を示した。今後はこれらの意見が実現に向けて実行されることが期待されている。そのためにも、関係部署の協力と、地域住民からの信頼を高めていくことが重要であると考えられる。