令和3年第4回豊見城市議会臨時会が、2021年8月10日に開催された。
本会議では、主に令和3年度一般会計補正予算が議題となった。市長の山川仁氏は、この補正予算について、総額289億488万円を提案した。
具体的には、歳入歳出それぞれに対して、1億131万6,000円を追加し、新型コロナウイルス感染症対策に関連した経費が盛り込まれている。特に、公共交通事業者への支援が重視されており、緊急事態宣言による影響を受けた事業者に対しては、一定の支援策が打ち出されている。これは、主に予算の中で910万円が計上されており、各種補助金を通じて支給される。
また、議案第31号では、学習支援事業への予算として810万5,000円が計上され、新型コロナの影響で学力低下が懸念される学生を対象にした受験対策講座に充てられる。加えて、放課後児童クラブに対するICT化推進事業にも1,450万円が計上され、心身の健全な育成と教育質の向上が図られる。
一方、消防本部の平田真一消防長は、新型コロナウイルス感染症患者の入院待機施設への救急隊員派遣についての質疑に応じた。救急隊員派遣は、県内の12本部中10本部が支援のための派遣を行っており、待機ステーション開設には市民の安心安全が確保されるべきとの意見が出た。市民と市の協力による対応が求められている。
経済建設部長の比嘉操氏は、公共施設の指定管理者支援金に関する質疑に応じ、指定管理者の経営持続支援を図るために3,000万円を上限に設定しているとし、支援の内容についても透明性を持たせる方針を示した。