令和3年第1回豊見城市議会定例会が3月2日に開催された。
議会では、会期の設定や副議長の選挙、常任委員の所属変更など多岐にわたる議案が討議された。
特に、副議長選挙では、赤嶺吉信議員が15票を獲得し副議長に就任した。 赤嶺議員は、経済建設常任委員長等の経験を生かし、市民の声を拾い上げる活動に注力する意志を示した。
施政方針では、山川仁市長が新型コロナウイルスによる影響を経て、子育て支援や経済対策、教育環境の整備を措置する方針を述べた。市長は、市民の健康を最優先に、経済の立て直しや教育施策の充実に取り組む姿勢を強調した。
豊見城市予算決算特別委員会の設置を求める決議案も承認された。この委員会は、一般会計や予算決算に関する重要な審査を行う。さらに、与根体育施設の設置に関する条例廃止のための特別委員会設置決議案も可決された。
新年度予算案は285億1,500万円と定められ、国民健康保険特別会計などの予算も詳細に説明された。議案第10号として防災や教育への支出、地域再生への取り組みが盛り込まれ、特に育英会の予算については833万円が計上された。
このように、議会は新たな施策を通じて市民ニーズに応える形で進める。
各議案は多くが即決され、迅速な決定がなされたことが印象的であった。