令和3年9月7日、豊見城市議会の定例会が開かれ、主要な議案が審議された。
この定例会においては、市長の市政一般報告が行われ、続けて補正予算が提案された。議案第33号は、国民健康保険特別会計の補正予算で、歳入歳出それぞれ316万1,000円を減額し、予算総額を64億661万6,000円とする修正案であることが示された。市民部長の大城辰也氏は、具体的な金額や内容について詳述した。
また、議案第34号の下水道事業会計の補正予算について、山川仁市長は収益的収入及び支出に関する修正を発表。下水道事業の補助金が増額されることが主な要因であり、資本的な収入・支出にも調整が行われる見通しが示された。さらに、議案第35号においては、情報公開および個人情報保護に関する条例の改正が提案され、デジタル社会の形成に向けた関係法律の見直しが説明された。提案は賛成多数で原案通り可決された。
その後、議案第36号では共同利用施設の管理に関する改正案が上程され、エコシティとはしな団地集会所に関する新たな規定が盛り込まれた。同様に、議案第38号についても森林環境譲与税基金条例の制定が行われ、施策の充実を図ることが目的とされた。この基金は、森林環境の整備と森林に関する公益的機能の普及啓発に充当される予定である。
定例会ではその他にも、人権擁護委員の推薦や、陳情に関する事項も話題に上った。各議案が順次可決され、市民への責任を再確認する重要な場となった。最終的に、豊見城市議会は、議会の施策を市民全体に反映させるため、今後も議論を続けることに合意した。