令和元年第4回豊見城市議会が6月25日に開催され、重要な議案が審議されました。議題には、教師用タブレットPC整備事業や、令和元年度の一般会計補正予算、全国一律最低賃金制度に関する陳情などが含まれます。
市長の山川仁氏が提案した「教師用タブレットPC整備事業(物品購入)契約」については、議会の議決を求められ、契約金額は5,022万円に及びます。質疑は行われず、即決で可決されました。
また、令和元年度一般会計補正予算や陳情第9号の「全国一律最低賃金制度の実現と最低賃金を1,000円に引上げることを求める陳情」は、賛成多数で採択されました。特に、最低賃金の引上げについては、社会的な期待が高まっています。
さらに、意義深い陳情が続々と上程されました。教育関連の陳情第10号「30人以下学級早期完全実現」、第11号「義務教育費国庫負担堅持及び2分の1復元」、第12号「学校における集団フッ化物洗口導入に反対する陳情」が審議され、それぞれ賛成討論と反対討論が交わされました。
フッ化物洗口導入に関しては、賛否が分かれ、健全な虫歯予防の手段としての導入を求める声が上がる一方、医療行為に該当するかどうかの懸念も表明されました。このような討論の後、陳情第12号は不採択となりました。
他にも、国保制度の改善についての意見書が採択され、国民皆保険制度を守るために、国庫補助の増額を求める決議が成されました。特に、沖縄県内の医療保険の問題に関して、住民生活を守る取り組みが求められています。
また、米軍によるヘリコプターの部品落下事故に対する意見書や抗議決議も提出され、地域の安全を守るための強い姿勢が示されました。
本日の会議でこれらの重要事項が扱われ、市議会では今後の議論に期待が寄せられています。