令和2年第2回豊見城市議会定例会が6月17日に開かれた。議題では、豊見城市区域への糸満市公共下水道施設の区域外設置と、令和2年度の一般会計補正予算が主に取り上げられた。
市長の山川仁氏は、「糸満市との協議による下水道施設設置が重要である」と強調した。議案第41号では、糸満市が設置する1050mmの雨水管を豊見城市に接続し、下水道機能の向上を図ることが提案されており、これに対し多くの議員が良好な応答を示した。
この下水道関連の議案に関し、宜保安孝議員からは過去の経緯について質問があった。上下水道部長の當銘純治氏は、「今回の取決めは、双方の合意に基づいたものである」と答え、議会の承認を得て必要な工事を促進する方針を示した。
また、経済対策として提出された令和2年度一般会計補正予算では、待遇改善を求める声が上がり、市長は「今回の補正は特に新型コロナウイルスの影響を受けた世帯への支援が含まれている」と述べた。
新型コロナウイルスの影響について、教職員、家族への支援策も盛り込まれ、学校教育の一環として「GIGAスクール構想」の実現に向けた取り組みが進められている。具体的な施策として、全児童生徒への端末配布が計画され、コロナ禍における学びの場の確保が目指されている。