令和3年第3回豊見城市議会定例会が6月14日に開催された。
本日の会議において、重要なポイントとして一般質問が行われ、特に道路行政に焦点が当てられた。赤嶺 吉信議員は自身の一般質問の中で、沖縄振興公共投資交付金を活用した道路事業について言及した。具体的には、令和3年度に完了を見込む路線の進捗に関する問いかけがあった。
赤嶺 議員は「市道204号線の事業着手の見込みについてお伺いします」と述べ、地元住民からの要望を反映させる計画に関心を示した。経済建設部長の比嘉 操氏は「市道204号線の事業に関しては、予算の内示率がここ数年にわたり約3割程度となっており、早期着手には困難が予想される」と丁寧に回答した。地元の声を重視し、進捗を維持する姿勢を強調した。
さらに、豊見城市が観光振興と水産業の融合を図ることにも焦点が当てられた。赤嶺議員は「与根地区観光交流施設の運営体制について伺います」という言葉を投げかけ、地域の特色を踏まえた観光業の振興について意見を求めた。市長の山川 仁氏は「地元漁業と連携し、地域資源を活用した取組を推進していく考え」と述べ、観光漁業の発展に向けた意欲を示した。
環境行政についても取り上げられた。赤嶺議員は家庭ごみ収集の見直しを求め、「もやせるごみ収集の増加が必要か」と質問。大城 辰也市民部長は「環境負荷の観点から、週当たりの収集回数の増加は困難で、代わりに家庭内のごみ発生抑制を進めていく」との見解を示した。
この会議は、議員からの質疑応答を通じて地域の現状や今後の課題が浮き彫りになった。行政側は市民の声を受け止め、持続可能な発展を目指す努力を示している。議会はこのように活発な討議が交わされ、地域の発展を支える重要な場として機能していることが改めて認識された。議事は無事終了し、次回の議会が待たれる。