令和2年第4回豊見城市議会定例会が9月18日に開かれ、出席議員21人が参加した。
議事はまず、議長としての大城吉徳議員の挨拶から始まり、その後、会議録署名議員として仲田政美議員と大田正樹議員が指名された。この日は主に一般質問が行われ、波平邦孝議員の質問が続いた。
波平議員は、まず新型コロナウイルス感染症の影響に関して質疑を行った。自身が濃厚接触者であったことの謝罪と、引き続き感染対策に努める姿勢を示し、さらに、道路の安全対策について具体的な課題を挙げた。「県道256号線の信号機の設置が急務である」と強調し、市民の声を代弁した。
市民部長の大城辰也氏は、右折信号機の設置について、県道が整備されるまでは難しいとの見解を示した。また、エコシティ入口交差点の危険性についても言及があり、こちらは豊見城警察署へ定期的な要望が必要であると述べた。
次に教育部長の原國政也氏が、豊崎中学校建設の進捗状況を報告。基本計画策定業務は完了し、今後は具体的な整備スケジュールが待たれる。波平議員は早期開校への期待を寄せつつ、新型コロナ影響下での生徒の学びの保障についても言及。
さらに、新しい観光計画に関する質問も挙げられ、総務企画部長の久手堅勝氏が、非接触型の魅力を生かした観光商品開発の進行状況と、来る「ツーリズムEXPO」でのプロモーションへの取り組みを述べた。議会では、市の強みを生かした観光商品が期待されている。
また、道路安全についても議論され、特に市道13号線沿いの危険なグレーチングについて、整備計画が求められた。教育委員会からは、与根体育施設の廃止やサッカー場代替施設の確保に関する質問がされ、今後の具体的な支援方針が求められた。
この議会は、特に新型コロナウイルスの影響を踏まえた質疑が多く見受けられ、各議員が市民の暮らしや安全を守るために様々な問題提起を行った。今後の動向に注目が集まる。