令和3年第5回豊見城市議会定例会が9月14日に開催された。
出席した議員は22人であり、議題は会議録署名議員の指名および一般質問が中心であった。
まず、一般質問では、保育行政に関する議員たちの発言が目立った。「儀間 盛昭議員」は、新設される公設学童の取り組みについて質問し、特に伊良波小学校区と座安小学校区の進捗状況を確認した。
福祉健康部長「嘉数 久美子氏」は、各地域での放課後児童クラブの設置に向けた取り組みを説明し、建設に向けて動いていることを報告した。特に、伊良波小学校は来年度の開所を目指しており、教育委員会との連携が不可欠であると強調されている。
続いて、教育行政について「新垣 亜矢子議員」が新型コロナウイルス感染者への支援に関する具体的な施策について尋ねた。市民への直接的な支援金についての提案がなされ、福祉健康部長は「慎重に検討する」と答えた。また、教育長「瀬長 盛光氏」は、光熱費と感染症対策のための予算編成を進める意向を示した。
観光行政についても言及があり、特に瀬長島のマリーナ整備が求められる一方で、現実的な問題に直面しているとの報告があった。観光振興部長も地元の意見を取り入れながら進めると述べている。
市政運営における財政問題についても議論があり、特に 雇用形態や窓口業務委託を通じた経費削減について指摘があった。 これに対し、市民部長は「業務内容の見直しを含めた合理化が必要」との見解を示した。
このように、議会では多岐にわたる議題が討議された。また、市長は「地域経済の停滞に際し、経済復興策が必要である」と述べ、景気回復に向けた戦略の重要性を強調した。