令和5年度第3回豊見城市議会が3月23日に開催され、議員が市政に関する様々な質問を行った。特に物価高騰対策と農業振興の必要性が強調された。
まず、波平邦孝議員による一般質問では、農業振興が重要であるとの認識が示された。彼は若手農家の支援や、農業のブランディングについて質問。経済建設部長の比嘉操氏は、豊見城での農業生産の強化や、マンゴーのブランド化に取り組んでいると答えた。特に、若手農家が稼げる農業を目指す施策の必要性に応じた発言があり、行政主導での支援の重要性が指摘された。
続いて、先の質問に続き、福祉と教育問題への言及があった。波平議員は特に農業に関する支援策が求められる中、経済的支援を強調した。比嘉氏は、過去に行った支援策の実績を挙げ、事務状況の改善や新規就農者への支援強化を信念としていることを強調した。
消防職員の増員策についても重点が置かれた。市長の徳元次人氏は、消防職員の採用を計画していることを報告。これには地域の安全や人員確保が必要であるとの認識が背景にあった。総務企画部長の内原英洋氏は、消防力整備計画に則った職員数の維持に向けた努力を述べた。
また、ヤングケアラー支援に関して議論が交わされ、優先的な支援必要性やコーディネーターの配置の重要性が指摘された。森山真由美こども未来部長は、支援事業の実施状況を報告し、情報共有の重要性を強調した。
最後に、行政の対応や方針が市民の期待に応えられるよう、議員からの強い要望が寄せられた。市民が安心して暮らせる環境の維持と整備が求められており、今後の議会運営においても注視する必要があるとの結論が得られた。