令和4年第7回美作市議会9月定例会が令和4年9月1日に開会された。
本会議では、鈴木悦子議長の不信任動議が提出され、賛否が問われた。発議者の中山忠明議員は、議長がコロナ禍の中で税金を使ってハワイ島に旅行したことを問題視し、「市民が疲弊している中、危機管理の責務を果たさなかった。」と述べた。一方、議長はこの旅行は公務であり、「市民の皆様にも御理解いただけるものと思っております。」と弁明した。最終的にはこの不信任動議は否決された。
続いて、行政報告が行われた萩原誠司市長は、姉妹都市縁組に関する準備や、県との連携による各種事業の進め方などについて報告した。特に、姉妹都市カウアイ郡との交流が重要であるとの認識を示した。
さらに、議案としては、決算特別委員会の設置や、滋慶医療科学大学キャンパス誘致に向けた特別委員会の設置が提案された。決算に関する報告では、全体的に黒字であり、健全な財政運営が行われていることが強調された。収入面では多様な財源に支えられており、支出面でも効率化が進んでいることが示された。
また、作東公民館の新築工事請負契約が承認され、約6億4,680万円での契約が締結された。この契約にあたっては詳細な入札過程と業者選定が行われ、社会的意義についても配慮されていることが確認された。
一連の報告や議案審議の中で、議員たちはそれぞれの地域課題や市民の生活向上に取り組む姿勢を示していた。市の発展につながる政策形成が期待される。本定例会は令和4年9月27日まで開催される予定である。