令和2年第1回美作市議会定例会が開催され、多くの議案が審議された。
初めに、日程第1として議案第40号訂正の件が提起された。市長の萩原誠司氏が訂正理由について説明を行い、質疑はなしとされた。異議がなかったことを受け、承認することが決定された。
続いて日程第2として、議案第50号から議案第52号、陳情第2号、請願第3号から請願第4号、請願第1号、陳情第1号の一括審査が行われた。この際、文教厚生委員から各案件の審査結果が報告された。
精神障害者及び知的障害者・身体障害者の公費医療費助成の格差を解消する意見書が提起され、意見書が提出されることで全員賛成の下、採択された。
さらに、日程第3において新型コロナウイルス感染症対策のための関係条例の整備が提案され、必要な改正を実施することで全員賛成の支持を得、可決された。
特に注目されたのは、岡本泰介議長の不信任案が提出されたことだ。この議案に対する質疑が行われた後、岡本議長自身が弁明を行った。議長は成人式や美作市総合戦略会議の欠席について説明し、参加者に申し訳ない気持ちを表明した。
最終的に、不信任案に対して賛成の意見が少数派であったため、不信任案は否決された。
議会全体を通じて、指定管理者制度に関する議論や新型コロナウイルス感染症対策の重要性が強調された。議員たちの意見が交わされたが、特に美容や飲食業界への経済的支援の必要性への合意が見られた。また、議員は、地域振興や行政の透明性を求める声を上げ、今後の方向性を探ることが重要だと訴えた。