令和4年9月6日、令和4年第7回美作市議会定例会が開催され、様々な問題が提起された。
市営トイレの管理状況に関して、美作市では36の体育施設に55カ所のトイレを設置し、洋式化率は55.1%に達していることが報告された。清掃は定期的に行われており、具体的には週に1回が基本となっている。
一方で、最近は利用者からも美作市総合運動公園内のトイレが汚いとの声が上がっており、明確な対応が求められている。この点に関して、清掃頻度や管理体制の見直しを行う方針が示された。
次に、電気自動車(EV)とその充電設備に関する補助金制度が問題提起された。美作市は現在この制度が未整備であり、近隣自治体では導入が進んでいることから、市民の要望に応じた調査・検討を進める意向が示された。特に、岡山県内ではEV関連の補助金制度がある市町村が多く、市がこの検討を行うことによって、電気自動車の普及が期待されている。将来的には、地球温暖化対策の一環としても補助制度が重要になってくる。
また、美作北こども園駐車場における街灯設置要求があり、現在設置の必要性が確認されていないが、今後の要望や状況に応じて設置計画が行われる可能性がある。市内各所で安全な環境を確保するため、住民や保護者の意見を大切にしながら対応を進めることが求められている。特に交通安全や子どもの安全に直結する部分であり、地域との協議が必要とされるところだ。
このように、美作市の議会では地域住民の声を元に、公共のインフラの管理や新たな制度作りについての意見が数多く出され、それに基づいた対応が進む必要があるということが浮き彫りになった。市民の安心・安全を最優先に考えた施策を進めていくことが重要であり、議会は引き続きこの方向性を支持する意向を示した。