令和4年第2回美作市議会3月定例会が2月1日に開会した。議会運営委員会委員長の角南良雄議員は、会期を25日間とすることを報告した。新型コロナウイルスの影響により、感染症対策を講じながら会議が進められることが強調された。初日の議題には、行政報告や各種議案の上程が含まれており、市長の萩原誠司氏が市内の感染状況について報告した。感染者数は134人と増加しており、特に若年層が多くを占めていることで警戒が呼びかけられた。ワクチン接種も順次進められ、感染予防策の徹底が求められる。
また、予算関連の議案も数多く提出された。令和4年度一般会計予算は、前年度比8.2%減の195億5,600万円の規模となった。特に、商工費においては新型コロナウイルス対策の一環として給付金事業が設定された。市民や議員からの意見も反映される形で予算審査特別委員会が設置され、議会改革にも力が入れられている。
議会ではまた、人権擁護に関する候補者の推薦も行われる一方で、市内では新庁舎建設を含むさまざまな進捗状況が確認された。議会改革の一環として、議会だよりの発行や定数の見直しなども進行中。特に議会だよりの発行は、広報紙に同封する形で年4回の予定で検討されている。
一部の議案では、即決案件として取り扱われ、今定例会の進行が迅速に進められることが期待されている。議員からは、新型コロナ対策の一つとして、議会での発言時間が試行的に30分に短縮されることや、会議の欠席事由についての新しい基準の設定も提案されている。
このように、今回の定例会では新型コロナウイルスに伴う対策と共に、市民生活に直結した議案が多く提案されており、各議員の協議が今後の議会の方向性を左右することとなる。